◎コミュニケーションが苦手なASD児の将来の見通しと、働き方のヒント
◎コミュニケーションが苦手なASD児の将来の見通しと、働き方のヒント
“コミュニケーションが苦手”な子の将来を考えるとき、日頃の学校生活だけでなく、その先の就労まで見通すことができれば一層安心ですよね。
大切なのは苦手を無理に埋めるより、困りやすい場面を想定して支援や環境調整を整えていくこと。今回は、そんな視点につながるご相談を紹介します。
【ご相談】
息子は汚い言葉や戦争などの暗いニュースが苦手だと言います。私は特に教えた覚えはないのですが、「女の子は大切にしないといけない」といった考えも持っているようです。
普段はゲームが好きで、マイクラの動画ばかり見たがる一方、ふとしたときに“世界の平和”や“地球にいる人たちの幸せ”を願うようなことを口にします。
また森林保護に興味を示し、「困っている人を助けたい」という気持ちもあるようで、将来はそういう方向に進むのかなと感じています。
ただそのためには人とのコミュニケーションも大切だと思うので、必要な支援を受けながら、学校生活をできるだけ安定して過ごしていってほしいと考えています。
【回答】
・暗いニュースが苦手なこと
・困っている人を助けたいと思えること
・マイクラが好きなこと
などは、ASDの方に比較的よく見られる特徴とも重なります。裏表が少なく、まっすぐで純粋さが出やすいんですよね。
もしASDの特性が強い場合、コミュニケーションについては”できるように鍛える”ことを目標にしすぎない方が楽になることがあります。
というのも、対人コミュニケーションの難しさ自体が特性の中心にあるため、トレーニングで大きく改善させるよりも、
「困った場面でどう支えるか」
「どう回避・調整するか」
を整えるほうが現実的なことが多いからです。
コミュニケーションについては“練習”というより、“困ったときに助けられる仕組み”を作る、という発想が得策だと思います。
参考として、以下の本はASDの場合の長期的な見通しや、職場での支援の考え方をつかむのに役立つと思います。
アスペルガー症候群の人の就労・職場定着ガイドブック――適切なニーズアセスメントによるコーチング
一般的に、人間関係の比重がとても大きい職業は避ける選択になりやすいです。
もちろん対人スキルはあった方が便利ですが、無理に訓練して消耗するより、「できるだけ避ける」「必要な範囲だけ頑張る」「困る前提で支援を入れる」という態度のほうが、子どもにとって大人になってからも有益だと思います。
さらに詳しくご覧になりたい方は、以下のYouTube動画をご覧ください。
◎コミュニケーションが苦手なASD児の将来の見通し、就労
東京都世田谷区用賀中町の発達特性グレーゾーン児の子育てお悩み相談
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