◎中学受験 励ます?諭す?親の声かけ術
中学受験においては、順位や席順に一喜一憂しながら「もっと上を目指したい!」と燃える子も少なくありません。
そんな時、親は背中を押してあげるべきか、それとも落ち着かせるべきか、判断を迷いがちです。
今回は子どものやる気を守りつつ、さらに伸ばす声のかけ方について考えます。
【ご相談】
今回お聞きしたいのは、「もっと上を目指したい!」と意欲的な子どもに対し、親としてどんな態度で向き合うのがよいのかという点です。
塾では新4年生になって1か月が経ちました。
2月はテストが多く、カリキュラムテストが2回、公開模試が1回ありました。塾ではテストごとに各科目と総合点数のクラスベスト5が教室に掲示され、席も成績順だそうです。良い成績を取って貼り出されたい、前の席に座りたいと思うのは自然なことで、息子もまさにそのタイプです。
今のところ、息子は応用クラスの真ん中くらいにいるようです。本人が行きたがっている学校は、その立ち位置を維持できれば問題なく手が届きそうだと感じています。ところが息子は席替えのたびに「次はもっと前に座るぞ!1位を目指すぞ!」と張り切っています。
私は現状でもよく頑張っているのだから、これまで通りコツコツ続ければいいのではと思っています。ただ、塾の仕掛けに乗ってやる気が出ているなら、素直に応援した方が伸びるのかもしれない…とも感じ、どう反応するべきか悩んでいます。
「そうだね、頑張ろう!」とシンプルに励ますのか、「座る席で入る学校が決まるわけじゃないよ。人それぞれ志望校も違うし、席順は気にしすぎず地道に続ければ平気だよ」と少し落ち着かせるのか、どちらがよいでしょうか?
励ましすぎて“1番”へのこだわりが強くなると本人が負担になりそうですし、反対に「今くらいで十分」と言いすぎると、親が子どもの上限を決めてしまう気もして心配です。
ちなみに今回の公開模試はクラスで5位だったそうで、「次はもっと上を取るぞ!」とさらに意欲的でした。志望校合格のためにトップである必要はないのですが、「今のままで大丈夫、よく頑張ってるよ」と伝えてしまってよいのか迷っています。
【回答】
このケースで難しいのは、「1位を目指したい」という前向きな意欲を大切にしつつ、結果だけに囚われて苦しくなる流れは避けたいという両立の部分ですよね。
ポイントは、“応援”と“視点の追加”を同時に行うことだと思います。つまり、目標を否定せずに受け止めた上で、評価軸を「順位だけ」に固定しない声かけを重ねていきます。
まず、子どもの宣言にはシンプルに乗ってあげて構いません。
「いいね、挑戦しよう」
「前に座りたいんだね」
と気持ちを承認します。
ここで大人が先回りして諭しすぎると、子どもは「やる気に水を差された」と感じやすいからです。
ただし、結果がすべてになりそうな言葉(「5位じゃ意味がない」「1位以外はダメ」など)が出てきた時は、そこで初めて軌道修正します。
「あなたはそう感じるのかもしれないけれど、私は5位にも価値があると思う。頑張った事実は消えないよ」
というように、“親の考え”として伝え、押し付けないのがコツです。
具体的な会話例としては、
子「1位がよかった。次はもっと頑張る!」
親「うん、挑戦しよう。ところで今回、前よりできた所はどこだった?」
子「算数のミスが減った」
親「そこは大きいね。結果も大事だけど、成長した事実も同じくらい大事だと私は思うよ」
という風に、意欲を損なうことなく視野を広げます。
「これくらいで十分だよ」と結論で止めるより、現時点での頑張りを認めたうえで“次の工夫”に繋げる声かけの方が、こだわりを強めずに今後の伸びも支えられます。
さらに詳しくご覧になりたい方は、以下のYouTube動画をご覧ください。
◎中学受験の親の励まし方
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