◎仲間に入りにくい、ルールが守れない…これってASD?
「これってASDなのかな?」と迷う場面は、集団でのつまずきや友達関係の悩みとして現れることが少なくありません。
今回は、周囲の輪への入りづらさや独り言などが気になっているケースを取り上げ、ASDの見方や受診の考え方を整理します。
【ご相談】
巡回相談で発達面について相談した際、「ASDの特徴に当てはまる点が1〜2個はあるものの、定型発達でも見られる範囲で判断は難しい」と言われました。
友達は1人だけいます。
ただ、ルールを守れなかったり自分の考えを言葉にするのが苦手な部分もあり、集団で遊ぶ場面では大人が間に入らないと仲間外れにされてしまうことが多いです。
昼休みや学童でも「どうせ『入れて』と言っても断られる」と考え、1人で過ごすことが増えています。
仲間外れの原因が自分にあることは理解しているようですが、悔しさが抑えられず、紙工作で作ったヒーローに自分を重ね、相手をやっつける形で気持ちを表現しながら独り言も発しています。
このような行動は、ASDの特性として捉えるべきなのでしょうか。
【回答】
ASDの主な特徴は大きく2つあります。
1つ目は対人面の困難で、いわゆる“空気を読む”ことが苦手になりやすい点です。
たとえば、
・相手と気持ちを共有しにくい
・視線や表情、会釈など非言語的なやり取りがぎこちない
・言葉遣いに独特さがある
・人間関係を築きにくい
というような形で表れます。
2つ目は興味や行動の偏りで、
・反復的な行動
・強いこだわり
・関心を示す範囲の狭さ
・感覚過敏(特定の感覚への強い興味)
などが含まれます。
今回のケースにおける「一人の方が落ち着く」「創作活動への関心が高い」といった部分は、ASDの特性として見られることがあります。
また「思ったことを言葉にしづらい」点についても、抽象的な表現や自分の気持ちを表す語彙などが出にくい状態であれば、ASDの可能性を考える上での判断材料となります。
一方で緊張すると落ち着きがなくなる、ルールを守れない、仲間外れを強く気にするといった様子は、背景によってはADHD寄りにも捉えられます。
ルール違反の理由が“こだわり”ならASD的ですが、“衝動性”や“不注意”で守れない場合はADHDの可能性が高まります。
なおASDで見られる独り言は、ごっこ遊びというより考えていることがそのまま口から出ているパターンが多いとされます。普段なら周囲に配慮して声にしない場面でも、興奮したときなどに抑えが利かず、言葉が外に漏れてしまうイメージです。
ただ、これらが知能面の影響なのか発達特性によるものなのかは、文面だけでは判断が難しいところです。巡回相談の所見を手がかりにしつつ、必要に応じて診断目的の専門機関で評価を受けることをおすすめします。
さらに詳しくご覧になりたい方は、以下のYouTube動画をご覧ください。
◎これはASDの特性ですか?
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